さよなら、30代最後の日

Tuduki2005-04-20

早いもので……あと十数時間で30代が終わる。

30歳になる際に「お伊勢参り」をしたことは以前書いた<http://d.hatena.ne.jp/Tuduki/20050325>けれど、今回は淡々と40歳を迎える予定。あんなに身構えた30歳突入だったのに、いざなってみたら思いのほかオモシロ楽しかった30代を振り返れば、40代もまた40代なりのオモシロ楽しさがきっと待っているにちがいないと思えるので……いや、自発的に積極的にそう思うことにしたのだ。まあどうせ明日は天気も悪いようだし、有給休暇は別のときに有効に使ってしまおう。

ひとあし早いけれど誕生日のお祝いということで、息子たちがケーキを作ってくれた(4月21日当日は、子供にも子供なりの予定があるのだ)。男の私が料理する姿を日常的に見慣れているので、息子たちも料理のまねごとが大好きだ。また妻も、夫の私に日常的に料理をさせるわりには、お菓子づくりはとても得意なのだ。まだ小学生と幼稚園児の幼い息子たちが、私のためケーキをつくってくれるとは……泣けてくるぜまったく。最高のプレゼントだよ!

「パパ、お誕生日おめでとう!」と息子たち。「おお、ありがとう! みんなパパのこと大好きだな!?」と私。すると……
息子「うん! フツーに大好き!」
私「ん…? そういうときは“フツーに”なんて付けなくてもいいんだよ」
息子「え、でも……パパのことはフツーに大好きなんだよ」 ……なんだか様子がおかしくなってきた。
私「ちょ…ちょっと待て。じゃあママや弟のことは?」
息子「えっとォ……弟は“超”大好きで、ママは“超超”大好き!」「で、パパは…」「“フツーに”大好き!」

おいおい。それでは私のことは、“相対的には好きじゃない”ということになるではないか。「そーたいてき?」と息子が尋ねる。「ええと、だからね。ママや弟は“超”がつくほど大好きなのに、パパだけ“フツーに”大好きだったら、パパのことは、ママや弟ほどには好きじゃないということになるでしょ?」「あ…そうか。じゃあボク、パパも“超”大好きッ!」 どうやらわかってくれたようだ。息子たちよ、祝ってくれて本当にありがとう!……あ、あと妻も。


息子「それじゃあ、パパが“超”大好きになったから……これからは、弟は“超超”大好きでママは“超超超”大好きねッ!」……って、あのなぁ。