港北ニュータウンの秋だから

行楽日和だった3連休の初日。地元の横浜市都筑区で開催された【つづきウォーク＆フェスタ】に参加した。

これは港北ニュータウンの遊歩道をただぶらぶら歩くだけ…というイベント。6kmと10kmのコースがあって、途中のチェックポイントでカードにスタンプを押してもらったり温かいスープのサービスがあったりはするのだけれど、基本的には参加者それぞれが気ままに散策するだけの、のんびりしたイベントだ。

なんて書くと、そんなモンでイベントになるのかぁ？…とよその御方は訝しがるだろうけれど、じつは港北NTの遊歩道というのは、我々住民自慢の逸品でして……。単なる「遊歩道」というよりも「緑道」と呼ぶのにふさわしい緑あふれる道が、クルマの通る道とは完全に区別されていて、港北ニュータウン内の主だったスポットを結んでいる。つまり駅とか学校とかのたいていの場所に行くのに、公園や林や小川のせせらぎを楽しみながら、せいぜい数回横断歩道を横切る程度の危険さで、どこへでも辿り着ける…というワケだ。

軽井沢にでも旅行したかのような、こんな景色が、港北ニュータウン住人にとっては至極日常的な生活道なのだ、ふふん。…なんて具合に住人ならば自慢せずにいられない（笑）。適度なアップダウンもありジョギングや自転車乗りを楽しむ人も多い。まるでサイクリングコースの中で暮らしているような気分……というか、『神奈川サイクリングコースガイド』（山と渓谷社）という本では、実際にサイクリングコースとして紹介されている。

紅葉もなかなかでした。
　

単なるぶらぶら歩きかと思ったら、コース途中でサプライズな見どころが。
来年3月開業目標で現在鋭意建設中だという新しい市営地下鉄「グリーンライン」の新駅、「都筑ふれあいの丘駅」の現状を見せてくれるとのこと。この駅、完成すれば私にとってはかなり利用価値の高そうな駅でもあるため、興味津々で見学させてもらった。

　

▼完成予想図はこんな感じ。……信じていいのか？

ゴール会場の、センター南駅前「すきっぷ広場」のステージでは、地元の中学＆高校の吹奏楽部やらチアリーディング部やらダンスサークルやらが演奏・演舞。大勢の観客が、ファストフードや隣のデパ地下で買った弁当を広げて、のんびり晩秋の週末を楽しんでいました。

……平日は都内の職場まで遠くてウンザリだけど、こんな週末があるから「港北ニュータウンに住んでてよかったなぁ」と週末ごとに思う日々。もはや私は都内じゃ暮らせんな…と思う。