ひなたビール礼賛

Tuduki2007-05-25

ニッポンは昨日から「ビールデンウィーク」に突入したそうだ。

5月下旬はビールデンウィークhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000005-oric-ent

ビアフェス2007http://www.beerfes.com/top.html


5月下旬のこの時期は、一年でいちばんビールの旨い季節! ……なんてビール会社にわざわざ教えてもらわなくても判ってるよ!…とも思うが、各社横並びで協力してビール市場を盛り上げようというのは好ましい。まぁせっかくの5社共同企画なんだから、会場も六本木ヒルズ限定でなく都内各所全国各地で本格的に連動すりゃヨカッタのに…とも思うけれど。あいにく今日は全国的に雨模様だけれど、そのおかげで明日からの週末はスッキリ晴れるようなので、全国的に旨いビールを楽しめるんじゃないかな。……なんて、まだ昼過ぎなのに私の気分もすっかり週末モード。


ちょっと汗ばむくらいのイマドキの陽気が、一年中でいちばんビールを旨くさせてくれる。そんな気分を満喫するには、建物の中で呑むんじゃモッタイナイ。やっぱり日中、まさに【ひなたで飲酒】すべきだろう。夏の夜、涼風を受けながらのビアガーデンもキモチいいけれど、まだ湿度が高くないこの時期の風のほうがより上質感があるってモンだ。しかも、やわらかい陽射しと新緑の匂いまで運んでくれる……やっぱり「ひなたビール」でしょうこの時期は!


ビールのステキなところは、呑むと元気が出てくるところなんじゃないかと私は思う。キモチの活力がカラダの奥から湧いてくる…というか。仕事に行き詰まってるときなんかも、気晴らしにビールを呑めば「よっしゃ…もうひとがんばりすっか!」とすっかり甦っちゃったりするモンだ。ところが他の酒だと、どうもこうはいかないのだ私の場合は。特に、部屋の片づけや庭いじりや子どもの遊び相手になるといった、家の“業務”がある週末の昼間の飲酒は、ビール以外の酒じゃあてんでダメだ。

かつて与那国島の農民は、サトウキビ栽培の苛酷な重労働から気を紛らすために泡盛〜特に「花酒」と呼ばれる度数の高い酒〜を呑みながら働いたそうだ。私もそれに倣って泡盛を飲みながらミニ家庭菜園をつくろうとしたのだけれど……そこまで追い込まれていないモンだから、なんかもォどうでもいいや…って気分になってしまい、そのまんま午睡してしまった。とってもキモチのよい午睡ではあったけれど、それ以来「昼間に泡盛を呑むと役立たずになる」ということで妻から禁止令を出され、泡盛は夕方までは手を出さないことにしている。……もっとも泡盛の場合は、夕方に呑んでも夜に呑んでも、キモチがゆるゆるゆらゆらして「まァなんでもいいかぁ〜」という気分になってしまうモンだよなぁ(笑)。


じゃ、他の酒だとどうかというと、
日本酒の場合は「小ムズカシイ話を熱く語り出す」傾向がある。宗教や哲学っぽい話や政治の話などなど、普段ならややこしくてつまらなさそうな話題なのに、どういうわけか日本酒を飲むと弁舌を振るったり熱心に議論してしまう…しかも嬉々としてじつに楽しく(笑)。


それからワインを飲んだ場合は………………「恋をしたくなる」。


というのは冗談だけれど、でも「よそのオンナと一緒にワインを飲んじゃダメ!」と妻に厳しく禁じられているのは、じつは冗談ではなく正真正銘の事実である。それが我が家のローカル・ルール(笑)。


それでは皆さんも、この週末はよい「昼ビール」をお楽しみくださいませ!