屋内旅行と市内観光名所めぐり

Tuduki2007-05-09

先日はあたかも、GW中に自分の時間が微塵もなかったかのように書いたけれど、実際には知恵をシボりきったおかげで、それなりに自分なりの楽しみ方をヒネり出せもした。


海外旅行どころか国内だってムリだけど、だったら屋内はどうだってんだいッ!?
……なんて、いきなり尋ねられても戸惑うだけだろうが、ともかく連休中の私は屋内旅行に明け暮れたのである。いやなに、布団と毛布を抱えて部屋中を徘徊し、ある晩はリビング翌晩は和室そして子ども部屋etc.と、布団の広げられそうなところで寝ただけのことなのだけれど。でもそんな程度でも普段のベッドとは違う場所で寝るとオモムキを感じるモンで、なかなか面白かった。夏休みになったら今度は庭にミニテント広げて寝ようかと思う。でも、子ども達がきっと面白がってマネしてくれるかと思ったのに、誰ひとりついてこない。誘ったらイヤがられた……クソ。そんなワケで、屋内ひとり旅を満喫した(…と強弁する)連休中の私であったのだ。


正月休みよりもゴールデン・ウィークのほうがウレシイのは、日照時間が長いこと。いつまでも薄暗い冬の朝と違って、いまの時期はもう6時前から東の空がほの明るくなってくる。基本的に私は、旅行中に限っては超早起きになるタチなので、GW連休の“旅行”中も当然、毎朝早起き。5時過ぎには目を覚ますので…コーヒーを飲んで新聞を読んでウンコして…6時前にはママチャリでご近所散策に出発できる。子ども達が起き出して朝食とって落ち着くのは9時ごろなので、おお…それまでの3時間は毎朝まるまる私のモノじゃないかッ!


港北ニュータウンのある都筑区は、緑区青葉区とともに「横浜のチベット」としばしば形容される。海からはずっと離れて実際に標高も高く、港湾都市の匂いとはまったく無縁。むしろ「杜の都」っぽい。高台からは遙か遠くに、日本一の高さを誇る横浜ランドマークタワーetc.みなとみらい地区の高層建築が霞んで見える。


みなとみらい地区から山下公園あたりを、のんびり自転車で走るのが昔っからの憧れだったのだ。いや何度かは折りたたみ自転車をクルマに積み込んで出かけたりもしたのだが……実際にやってみるとなんだか大袈裟すぎて気軽感ゼロ。もっとふらりぶらぶらなユルさがほしいんだよなぁ……

……なんて思っていたのだけれど、
ふと思いついてMapFan Web<http://www.mapfan.com/>でルート検索してみたら、実走距離で15km程度しかないことが判った。あれ? なぁんだ……じゃ1時間くらいで到着できるじゃん。と思った翌朝にはもう、ふらりぶらぶらゆるゆると横浜港に向かってママチャリを漕ぎ始めていた私なのであった。


で、たしかに1時間後には海に到着できた。

チャイルドシートをつけたママチャリも、こうしてみるとなかなかカッコよく見えるのは気のせいだろうか……気のせいだろうな。



イベントでもあるのか、早朝の新港パークにはなぜか馬がいた……それから馬と絡めてバイクの撮影をする、プロっぽいカメラマンも。



臨港パーク〜新港パーク〜赤レンガパーク山下公園と海沿いに走り、マリンタワーを眺めながら中華街〜伊勢佐木町へと自転車を進める。早朝のヨコハマ、速そうな自転車でトレーニングする人たちはいても、ママチャリでふらりぶらぶらゆるゆると走ってるのは私ぐらいのものだ。散歩する人々から見たらきっと私は、「早起きのパン屋さんへ焼きたてクロワッサンでも買いに行く、近くのマンションの住人」の姿にでも見えたことだろう。ふふふ、まさか20kmも離れた港北NTから1時間以上かけてやってきたとは夢にも思うまい。



という具合に、ふらりぶらぶらなママチャリ散策はとても気分がヨカッタのだけれど。
帰り途はくたくたぼろぼろでした。「横浜のチベット」と形容される都筑区、比喩表現だけでなく実際に標高も高いので……