加速度ついてバカ(笑)

Tuduki2007-04-03

息子たちは春休み。
毎日毎日、家の中を奇声をあげながら走り回るんであたしゃひと息つく間もないのよ…と妻から泣き言も入り、せっかくなんで箱根&伊豆方面へ家族旅行をしてきた次第。


西伊豆の海沿いの温泉旅館。海を見て大喜びの息子たちが、到着した途端に砂浜に向かって走り出したので、息子たちは妻にまかせ、私ひとりでチェックインを済ませてあとから海岸に行ってみると…………


勝手に「海びらき」してました。


たしかに気温が高い日だったけれど、4月になったばかりで水温はまだ冷たいってのに……しかも全裸とは! 原始人のような息子たちを見て、へなへなと力なく崩れ落ちる私……。
「あ…あたしは…あたしは風邪ひくからダメって止めたのよォォ!」と叫んだ妻の言い訳が、波の音にかき消されていくばかりであったのでした…………(笑)。


「男の子は理解不能な生き物」というのは、西原理恵子『ああ息子』なんて本まであるように、しばしば話題になるけれど、男の子の兄弟ともなると、その“理解不能”度は急激にアップする。nを男の兄弟の数とした場合、“理解不能”度が上昇する割合はn乗に比例するといえるだろう。つまり3人兄弟の我が家はバカの3乗。バカの三次曲線を描きながらバカ度さらに急上昇中…というワケだ。もォ加速度がついてバカ。
次男は長男のおバカを見て育ち、三男は次男のおバカを見て育ち、次男三男のおバカを見た長男は「お、そこまでやってもいいんだな」と思いこんでさらにひと回り大きなバカになり、それを見た次男そして三男がまたひと回りずつ大きなバカへと成長して……まさに、バカのスパイラル・ショック!


翌日に訪れた観光スポットには、我が家同様にバカの三次曲線を描いた男子三兄弟がいて、踊りながら走り回っていた……もちろんそこは踊る場所ではない。「やめなさい、やめなさい!」と叫びながら、お母さんが追いかけてました。おまけにいちばん小さな男の子は、間違えてウチのほうのバカ三次曲線(←こっちは歌いながら走り回ってました)についてきちゃうし(笑)。


息子ってのは本当にバカでバカで……でもそこが可愛くて可愛くて仕方がない生き物なのだ。
……ただし親の寿命は縮むと思う。私も正直、カイシャで仕事してるほうがずっと楽だと思った(笑)。