【ららぽーと横浜】をロケハン

Tuduki2007-03-08

われらが都筑区に来週、大型ショッピングモール【ららぽーと横浜】http://yokohama.lalaport.jp/がオープンする。370の専門店に4200台分の駐車場……スゲェ!


▲3/4撮影。現在は急ピッチでさらに完成されつつあるハズ。

スゲェ!…のはまぁいいのだけれど、同時にスゲェ心配でもある私だ。自分が生まれ育った横浜市を愛してやまないものの、「いくら発展したとしても、結局はいち地方都市」というスタンスにこそ魅力があると考えるからだ。メガシティTOKYOのように巨大な人口と資本と市場を呑み込んでは吐き出す…というのではなく、好きな連中だけが好きなように暮らしてこそ横浜だと思う。人口こそ巨大になってしまったものの、巨大資本の投入も巨大市場も横浜には似合わない…つうか横浜市民の“財布”ってTOKYOピープルのそれよりもずっと小さいと思うぞ私は。おまけに横浜の中心部から遠く離れた港北NTというロケーション、港北NTで繁盛しているのは大型ディスカウントショップだけなのに……370もの専門店を支えきれるだけのフトコロなんて港北NTには存在しないと私には思えるのだけれどなァ?


港北ニュータウンは横浜の中心部から大きく離れているけれど、【ららぽーと横浜】の立つ場所も、これまた港北ニュータウンの中心部から大きく離れている(…というよりも、あそこは港北NTに含まれてないと私は考えていたのだが)。都筑区のいちばんハズレ、鶴見川を渡れば緑区だ。4200台の大駐車場はいいけれど、クルマのない客の交通アクセスはどうなってるんだろう?…と思って、上記サイトで調べて驚いた。最寄り駅はその、鶴見川を越えた向こう側にあるJR横浜線鴨居駅鴨居駅から鶴見川を越えて徒歩7分…って、たしかにその通りではあるんだけれど、実際のところそれはこういうルートなのだから。



▲私の実家の“最寄り駅”その2でもある鴨居駅
 バスロータリー&大きめのスーパーもあるけれど……


ららぽーとへ向かうのは、いわばその裏玄関側。閑散としてます。


▲歩行者専用の橋で鶴見川を渡ります……前方に目的のパライソが!



▲ひなびた細い道がずっとずっとずっと続きます……


▲大通り(ただしメインで走るのはトラック)を渡れば、さぁ到着だ! ……これまで歩いてきた細い道を大通り側からみたところ


こういってはなんだけど、
ららぽーと横浜】が演出したいオシャレな気分とは正反対の、しょんぼりした通りなのだ(飲食店については、ちょっと気になる店があったが:笑)。いや、それどころか非常に危険な道でもあるのだ。鶴見川沿いのこのエリアは、昔から大小さまざまな規模の会社の工場や倉庫が並んでいて、上で示した細い道ですら、トラックがひんぱんに通る道なのだ。道路の左端に、申し訳程度に歩行者が通ることを示すグリーンのラインを引いていたけれど、客が縦一列になってアリの行列のように歩くハズもなく(だいたい行きと帰りの客がライン上ではすれ違えない)、ましてや荷物なんか抱えていたとしたら、トラックのミラーなんかに引っかかる可能性も大だ。なんかすごく危険な予感。さらに、通りを一本ずれると倉庫や工場の合間に民家も建ち並ぶ土地だから、元から住んでる人たちにとってはいい迷惑。うるさいとかゴミを捨てるなとか家の周りをウロウロするな…とか、きっとモメるぞコレは。危険な予感パート2(笑…ってる場合じゃない)。


まあつまり要するに、【ららぽーと横浜】というのは基本的にクルマで行くべき場所である…ということだ。クルマじゃなければ行けないオシャレっぽいショッピングモールもちろんシネコンあり…というのは最近の地方都市でもよくあるけれど、ここは敢えて、他の地方都市ではなくロサンゼルスにイメージを重ね合わせたい…ムリヤリにでも(笑)。10年前にL.A.を訪ねたとき、デパートとシネコンが一緒になった【ビバリー・センター】を初めて見て驚いたモンだけど、要するに10年を経てアレがウチの近所に出来たのだ…と。


そういや【ビバリー・センター】といえば、映画『ボルケーノ』(‘97)のクライマックスでようやく溶岩を止めた場所だったけれど、ちょうどそのときのL.A.訪問の直後にあの映画を観たモンだから「おおッ…ココ知ってる知ってる!」と興奮したんだっけなぁ……なるほどそう考えれば、港北NT自体ふだんからロケが盛んな土地柄。ますますL.A.っぽいじゃん!(笑) 【ららぽーと横浜】だって早々にTVや映画のロケ地として使われるにちがいない。


「ココ知ってる知ってる!」と画面を指差してニンマリするためにも、オープンしたらすぐ行かなきゃな…【ららぽーと横浜】(笑)。もちろん当然行くならクルマだ!(笑)