ペネロペちゃん

Tuduki2007-02-21

ペネロペ・クルスがオスカー主演女優賞ノミニーになっている
『ボルベール〈帰郷〉』の試写を観てきました。


カメラがあってもなくても24時間フル稼働で小悪魔よん♪
…なペネロペちゃんも、
いつのまにかもう今年で33歳なんだよなぁ……
「肉も果物も腐りかけがいちばん美味」とよく言うけれど、
ペネロペちゃんもトシとった現在のほうが、色香がより匂い立ってきました。
このまま、よりいっそう“発酵”に努めて
ジュクジュクに熟してほしいモンです(笑)。



映画自体は、
インテリでスノッブペドロ・アルモドバル監督のファンにゃ悪いけど、
笑いをかみ殺すのに必死でした……あまりにとんちんかんで(笑)。
「おいおい、そんなことしてる場合かよ!」と突っ込みしきり。
ドリフのコント見て「志村、うしろ、うしろ!」と叫ぶ子どもの気分(笑)。


狙ったギャグも結構多くて、それもじつは意外に(?)面白いんだけど、
シリアスなつもりなのにズレている、トホホ笑いのほうがさらに満載でした。
また人間関係の構図も、カンのいい客なら前半1時間で丸見えなので、
その後の思わせぶりの演出は、ギャグにしか見えません。
細かく入り組んだ事情の説明を会話で済ませたのにはビックリ。
重要なネタなんだから、再現シーンくらいつくれよ……って感じです。


これで、カンヌの最優秀脚本賞だなんて、
審査員みんなアッタマおかしいんじゃないのか?(笑)