奇妙な符合

Tuduki2006-12-14

スウィフト作『ガリバー旅行記』の、「科学者の国」のエピソード。
科学のすすんだその国でガリバーは、火星にはふたつの月があって、しかもそれがものすごく小さくてものすごい速さで火星の周りを回っていることを教えられる……もちろんこれはスウィフトの創作で、当時は火星の衛星はまだ発見されてなかったのだけれど、実際に火星の衛星を発見して科学者たちは驚いた。なぜなら『ガリバー旅行記』で説明された内容とソックリだったのだから。……そして、火星のふたつの月(衛星)には、『ガリバー旅行記』にちなんで「フォボスダイモス」という、作品中と同じ名前がつけられたのだ……こうした奇跡とも思える奇妙な符合が、世間にはままあるものだ。また、たとえば他にはタイタニック号の遭難事故が起こる14年も前に、あの事故にそっくりな内容の小説が上梓されている(しかもなんと、船の名はタイタン号!)。

……偶然の一致というものはまったくもって怖ろしい。(以上、前フリ終わり)


(ここから本題)
連夜の忘年会および、忘年会のない晩はそのぶん妻のフォロー晩酌で、もうずっと毎晩欠かさず深酒を繰り返しているのだけれど、自分でも怖ろしいほど快調で二日酔い知らずの私。
体調管理のタマモノ?……トンデモナイ! すべてはウコンのおかげなのだ。


肝臓によいと評判なので、1か月くらい前から粉末の秋ウコンをお湯に溶いたのを毎朝飲むことにした。とはいえ、どうせ気休めか、たとえ効果があるとしてもせいぜい徐々に体質改善されるモンだと思っていたのだけれど。ところがあまりの即効力に驚いていいます。だってホントに全然、悪酔いしないんだもの……すごいぞウコン!


いや、プラシーボ効果なんかではない。だって最初にウコンの効き目に気がついたのは、酒の空き瓶の本数が増えたことだったのだから。妻と晩酌しているときに、「あれ…いつのまにもうワイン空いちゃったの?」という感じの日々が続いて、夫婦してお互いに相手が飲み過ぎなんじゃないか…と心配しながら2本目を抜栓していたワケで。それで、最近なんだか酒がなくなるペースが早いなぁ、でもその割に飲み過ぎて目覚めの悪い朝ってのも近頃ないなぁ…とかなんとか思っているうちに、「おお、そういえばウコン飲み始めてたんじゃん! もしやそのせいか」とようやく気づいた次第。……それほどウコンは効く。自然に違和感なく効く。効き過ぎてかえって知らず知らずに深酒してしまうんじゃないかと思うほどだ。


さて、ここまで読んで、「ウコンをウ○コと読み間違えました」なんてコメントを書こうと待ち構えている方も多いと思うけれど(笑)……真相はそれどころじゃない! 知ってるヒトなら知ってるけれど、ウコンってじつはこんな形状をしているのだ。



▲ウコン(本当)

似ているのは名前だけじゃなかったとは……!(笑)
しかもこのウコン、英語ではターメリックというのだけれど、じつはカレーの「例のあの色」を創り出している材料こそがターメリックすなわちウコンなのだ! つまりカレーづくりにウコンは欠かせないってワケなのだ!(笑)


一郎「ウンコ味のカレーとカレー味のウンコ、どっちを食べたい?」
二郎「う〜ん…どっちかなぁ……」
三郎「おまえら、ヒトがウンコ喰ってる横でカレーの話なんかすんじゃねぇよ!」


……偶然の一致ってのはまったくもって怖ろし面白い。


※今日はいつになく下品で恐縮です……あ、もしやオゲレツになっちゃうのがウコンの副作用???(笑)