こんな本が出てました

Tuduki2006-12-06

【FQ JAPAN】(アクセス・インターナショナル)
http://www.fqmagazine.jp/
イギリス発の“スタイリッシュ”な育児パパ雑誌。「ちょい不良(ワル)」なんつってヨソの女と遊んでいる(…つもりで実際には振りまわされる)よりも、育児に積極的に参加するほうがカッコイイぜ!…と啓蒙する雑誌。


さて、それでは「カッコイイ育児」とはなにか? それは「スターの育児を見倣う」ということだ!……わっかりやすいねェ(笑)。けれど、“わかりやすい”ってのは力強い訴求力をともなうものだから……コレはコレでイイんじゃないかな。

目玉記事はジョニー・デップのインタビュー。「それまでの自分の人生は屑だった。娘が生まれて、ようやく本当の人生が始まった」なんてこと言ってます……私同様に、ジョニデのこの言葉に共感するパパは多いんじゃないかと思う。(…と妻に言ったら、「んぁ? アンタがようやく目覚めたのはもっとずっと後じゃん」と鼻でせせら嗤われた)


気になるのは編集面。よけいなお世話だけど校正が雑だなぁ…と。助詞が変だったり、同じ語句が重なってたり。それから翻訳記事じゃなく日本で編集した記事も、藤井フミヤマーク・パンサーはいいけど、布袋寅泰の写真とコメントは本誌の趣旨とズレてんじゃないのか?


【ピーター・パン イン スカーレット】小学館
http://www.shogakukan.co.jp/peterins/
あの名作ピーター・パンの続編がついに登場!……ってオイオイ、どういうことよ??? 当然だけど原作者のジェイムズ・M・バリはとっくに逝去しているし。さてはありがちなニセモノマガイモノだな!…と思ってページをめくったら、巻頭でそのオドロキのテンマツが解説されていた。


なんでもバリは生前、ロンドンのとある小児病院に『ピーター・パン』に関わるすべての権利を贈与してたんだそうで。……今に至るまでに天文学的な著作権料が入ったんだろうなぁ。多くの子どもが救われたことだろう…スゴイねバリは。それで、いっさいの権利を有するその小児病院が2004年にピーター・パンの続編をつくることを決め、全世界の物書きを対象にコンペを行った結果、選ばれた物語がこの『ピーター・パン イン スカーレット(=緋色のピーター・パン)』ということらしい。

全世界同時発売? これまたスゴイね……ファンが納得できる、世界中のファンを裏切らない作品だといいんだけれど。


……なんて言いつつ、自分がオリジナルを読んでないことにいま気がついた。私が知ってるピーター・パンはディズニー・アニメのキャラじゃないか! でも私のようなヒトは多そうだよなぁ…全世界的にも。果たしてオリジナルをちゃんと読んでないヒトが、続編に手を出すものだろうか?(反語:笑)