豪華なみじめランチ

Tuduki2006-03-03

酒のない食事だとテンション下がりまくる性質のため、だんだん昼飯をなににするか考えたり出かけるのも面倒になり、最近ではサクッとカップメンで済ませることも多い。


ということで今日のランチもカップメン。地元港北ニュータウンのスーパー[OKストアー]で買い求めた、明星食品の【かけそばでっせ】。値段なんと税込68円也!

とはいえ、具も乾燥ネギくらいしか入ってないコレひとつでオシマイ…ってのは、あまりに貧乏ったらしい。家を建てるために食事をトコトン切りつめてるみたいよ…などと周囲にウワサされるのも不本意だ。それになんというか…さすがにコレっきりで昼飯とするのはいくらなんでも創造性に欠けすぎる所作に思える。


というわけで、
出かけたついでにデパ地下で、海老天ぷらと小海老かき揚げを買ってトッピングしました。

わお、いきなり豪華になったぞ!



……まあ豪華といっても総額400円してないんだけれど。
それでもともかく満腹にして満足である。



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ところで、食べながらとても不満に思うことがあった。
この【かけそばでっせ】という名前の“〜でっせ”てのは使い方を間違っているんじゃないのか?…と。

私が食べたのはソバだったけれど、きっと姉妹編にうどんもあり、おそらく関西風の昆布だしのきいたスープで、名前は【すうどんでっせ】とでも言うのだろう(…と思って調べてみたら、ホントにそうでした:笑)。しかし、それについては私としても何ひとつ文句はない。けれども【かけそばでっせ】のほうは、カツオ節と濃い醤油味のスープにソバ……明らかに江戸風である。それならば、名前もやはり“〜でっせ”などという関西風の口調ではなく、

【かけそばでござる】とかにすべきではないのか?
あるいは“〜ござる”という口調が武士みたいで庶民の味っぽくないと言うのならば
【かけそばやがれ べらんめえ
にするべきではなかろうか。
明星食品の本社があるのは東京都渋谷……めちゃくちゃ江戸じゃんか! ここはひとつ猛省を促したい。



……とまあ、与太をとばしてはみたけれど、【すうどんじゃん】と意味なく横浜弁になってもまったく美味しそうな感じは出ないけれど、大阪弁(なのか?)で【すうどんでっせ】と言われると、忙しい仕事の合間にうどんをかっこんでまた次のお得意さんのところへ向かう大阪商人…の画ヅラが脳裏に浮かび、ああ旨そうだなぁと思えてくる。またもし【すうどんおすえ】となると、京のお茶屋にお泊まりした若旦那が芸妓さんに甘えながら食べる朝の風景…という感じがしてくる。それが、言葉自身の抱え持つバックボーン〜言霊ってヤツなのだ。


というわけで、
今後また姉妹編をつくる際は、安易に【○○でっせ】でまとめることなく、きしめんだぎゃぁ】【チャンポンばってん】【焼きそばじゃけんのう】【タンメンアルヨ】…のように、言霊を活かしきった商品名にしてほしいと願ってやまない私である。