駅弁甲子園

Tuduki2006-01-19

新宿に用があったついでに、京王百貨店で開催中の駅弁祭りへ。

俗に「駅弁甲子園」とも呼ばれるこのイベント、全国から選りすぐりの有名駅弁がおよそ200種類! ……200種類もあるんじゃ“選りすぐり”きれていないような気もするが、細かい日本語の乱れは気にするまい。それだけ日本全国津々浦々に、ご当地ならではの個性豊かな名物駅弁があるってことだ! (個性豊かというわりには北海道の駅弁はどこもかしこもカニばっかりじゃねぇか…という根源的な問題も今回は無視しておく)

色とりどりの駅弁に目を奪われ迷いに迷った挙げ句に買ったのは、宮城県は仙台駅の「網焼き牛たん弁当」。

他の華やかな駅弁に比べて地味すぎる色具合だけれど、じつはコイツは加熱式。そう、デパートの屋上でホカホカの駅弁を喰おうという算段なのだ。


まぶしいほどの青色に晴れ渡った空。今年はじめての平日にヤる「ひなたで飲酒」だ。キンキンに冷えた缶ビールが歯にしみるほど旨いいや旨くない……素手ではとても持っていられないほどの冷たさである。手袋をはめ、コートのフードをすっぽりかぶりガタガタ震えながら、弁当が温まるのを待つオレっていったい何者? エスキモーかよ。ヒモをひいたらおよそ7〜8分でアツアツ弁当のできあがり!となるらしい。7〜8分かよ…長いな。でもそれだけ待てばホカホカご飯と牛タンを食べられるのだ!…とエスキモー感激!

そして完成! 真冬にふさわしいホカホカ駅弁だ…パクリ。おお、凍えたココロが生き返るほど温かいぞ!

……となるハズだったのだが。いくらなんでも厳寒の中では温めるにも限度があるようで、加熱器は懸命に発熱しているのに、ご飯も肉も冷え切っていました。失敗だなこりゃ。


おまけにおかずが1種類+漬け物少々のみ…というのが、味覚的にも量的にも満足できず、結局は別の駅弁をもうひとつ、兵庫県西明石駅の「びっくりたこ飯」を購入した次第。こちらはおとなしく編集部内で食す。


運動部の高校生でもないのに弁当2個かよ……この催しは24日(火)まで。もう1回は行きそうだなたぶん。