アニバーサリー

Tuduki2005-10-10

横浜市営地下鉄のキャラクター「はまりん」の誕生日は本日10/10だそうだけれど、今週末は我が家もアニバーサリー・ウィークだったのだ。

まず6日は長男の誕生日だった。そして8日は三男の…さらに9日は次男の、それぞれ誕生日だったのである。


……なんだか、ものすごくカッコ悪いよね。兄弟の誕生日が同じ季節だとか同じ月だったりするハナシは他にもよく聞くけれど、ここまで集中してしまうと恥ずかしいよ私は。1年に1度、決まった季節の満月の晩にしか産卵しない、熱帯の島に生息する珍しい生き物のふしぎな生態…みたいなんだモンなぁ。ウミガメやシオマネキの集団行動を観察したドキュメンタリー映像をついつい連想してしまうよ、自分ンちの話題なのに。


誕生日がピンポイントに集中するだけでも恥ずかしいのに、その恥ずかしさに輪をかけてさらに恥ずかしくなるのが、1年365日のうちでもよりによってこの時期に集中してしまった…ということだ。いわゆる「十月十日(とつきとおか)」そのまんま。これではいつごろに“出来ちゃった”子なのかの計算が超楽チン、万人に丸わかりではないか! しかもその時期ときたら、世間が浮かれ騒ぐクリスマス&正月を擁する年末年始なものだから……。


息子たち3人がほぼ同じ誕生日で生まれているのは本当にまったくの偶然なのだけれど、「偶然に偶然が重なるのはそこに必然があるからだ」という警察関係のコトワザのように、この現実にはなにかしらの理由があって然るべき…と他人様に推測されても仕方あるまい。……で、論理的に突き詰めれば、以下の3つの推論しか成立しない。
A. この夫婦は、年に1度の正月休みにしか交尾しない。
B. この夫婦は、クリスマスや正月になると酔ったイキオイで避妊せずに交尾してしまう。
C. 子どもたちの本当の父親は、サンタクロースである。


……まあ現在はまだ、このスゴイ偶然をこうして笑い話のネタのひとつにして話せるからよいのだが。私が非常に恐れているのは、幼い息子たちがやがて成長して“生命の神秘”を学んだときに、自分たちの誕生について考えた際に、当然ながら上記の推測に行き着いてしまうであろうことだ。「ボクたちは父さん母さんが酔ったイキオイで生まれてきたの……?」「ボクたちの本当の父親って、でぶのトナカイ乗りなの……?」とかなんとか。
私がどんなに否定しても信じるまい。……だって論理的思考の持ち主ならば、“偶然に偶然が重なるのはそこに必然があるから”と考えるのが当然だから。まったく困ったものだ。


というわけで、毎日バースデー・ケーキを食べ続けるワケにもいかないので、3人兄弟らしく3段重ねのケーキを特注して、3人まとめて盛大にお祝いしました。


なお、ついでだけど本日10/10は我々夫婦の11回目の結婚記念日でした。……子どもたちのバースデー責めのあとでは本当に「ついで」って感じで、毎年お祝いらしいことをしたことがほとんどない。……まあ出産直後で妻が入院中の年が3回もあったせいもあるけれど。……おまけに「1年に1度の結婚記念日くらいは、ゆっくり過ごしたい」という理由で祭日(体育の日)を選んだってのに、数年前に「体育の日は10月の第二月曜日」と変更されたせいで、単なる平日に成り下がっちゃったし。国家からも「ついで」呼ばわりされた気分だよまったく。


という具合に、我が家の10月は6、8、9、10日…とアニバーサリー・デーとなっている。4人目の子を産むとしたら10/7しか許されないため、妻は大変なプレッシャーを感じている。