夏休みの日記


8月28日(日)天気:くもり

 なつやすみさいごの日よう日、家ぞくで「たまテック」というゆうえんちにでかけました。プールに行ったのですが、水がとてもつめたくて、すぐに出てしまい、そのあとはのりものにのってすごしました。
 広ばのほうに歩いていくと、「レゲエフエスティバル」というのをやっていて、大きいスピーカーから大きい音がドンドコドンドコとながれてきました。その大きい音にまけないくらい大きな声で、マイクをもったおにいさんがなにかさけんでいました。するとまわりのおにいさんやおねえさんも、もっともっと大きな声で「いええ」とか「うおおん」とか言いはじめたので、ぼくはとてもびっくりしました。それから、ビールとかコクテルというのとか一しょうびんのお酒を売ったり買ったりのんだりしている人たちもいました。
 ぼくは「でんでんむし」というのりものにのりました。これはかたつむりの形をしたのりもので、空中にひかれたレールのうえをすーいすーいとすべるように走るのりもので、ぼくは「たまテック」に来ると中でみた、モノレールというのりものみたいだなと思ったり思いました。
 すーいすーいと走っていると、下にレゲエの人たちの広ばが見えました。お酒をのんだ男の人や女の人が大ぜいでふらふらしながら、音がくにあわせてゆらゆらしていました。それからみんなで手をあげて、また「おおお」とさけんでいました。

 雲のようにすーいすーいと走るのりものにのって、空の上からその人たちを見下ろしていたら、ぼくはなんだか、まえにはくぶつかんでみた、むかしの人がかいた『地獄極楽絵図』という絵にそっくりだなぁと思いました。


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そんなワケで、構図的にはまったくもって『地獄極楽絵図』そっくりでついつい大笑いしたワケであるが、もちろん彼らがいた世界が地獄であろうはずもなく、まさにパラダイス!って感じでとても楽しそうでした。自分の出番が終わったあとに、親子連れの集団にまじって、乗り物の行列に行儀よく並ぶラスタカラーのデカTシャツ着た男の子たちもいて、なんか微笑ましく思えたよ私は。