今夜のもう一品

夏の訪れに高揚する気分にまかせ、沖縄料理を連発した連休の夕メシ……ネットや沖縄本でレシピを調べて沖縄料理を再現するのも面白かったが、さすがに泡盛の連チャンはもう飽きた。よし、今夜はワインだ！
とはいえ、蒸し暑い日本の夏には赤ワインはちょっとツライ気がする。鰻の蒲焼きに限っては、魚だけど白より赤のほうが合う気が私にはするのだけれど……まあそれは土用の丑にやることにして、今夜は白ワイン。帰宅も遅かったので、子ども達の夕飯の残りをつまみつつ、１品だけ白ワインのための簡単な肴をつくる。

◆真鯛のバターしゃぶ◆
（１）刺身用の真鯛（でなくとも別に可）サクを薄く切って、皿に重ならないようにして並べる。
（２）アサツキや万能ネギなどを適当に切り、上に散らす。
（３）バターを火にかけ、ワインビネガー（醤油や黒酢でも可）で味を調え、少々の白ワインで伸ばしながら熱し続ける。
（４）ジュージューと音を立てて熱くなった(3)を、(2)の上から一気に回しかけたら出来上がり。

……魚は、少しだけ火が通った状態がイチバン旨いと思う。もうちょっと火が通ったほうが好みの方は、(1)のところで、スライス１枚１枚を前もって溶かしバターで撫でるように軽く“しゃぶしゃぶ”しといてから皿に並べるとよろしいかと。魚によっては私もそうしてます。もっと楽チンに「最後に電子レンジで約10秒…」という手もあるのですが、これはこれでケッコウ熱の通り加減が難しい。