『シスの復讐』を息子と観る

Tuduki2005-07-10

予定どおり、長男と一緒に『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を鑑賞。

最初からリアルタイムで観てきた作品なものだから、これで全部終わったんだなぁ…という感慨を深々と胸に抱く。最初の『新たなる希望』を観たのが中1のときだったこともあり、あのとき自分の思春期が幕をあけ、いま『シスの復讐』とともに自分の思春期が幕を閉じた気がする……のだが、思春期それじゃ長すぎだよ。

とても面白かった。
とはいえ、このシリーズに関しては、冷静な評価など出来ない私なので、あんまり当てにはならない。なにしろ私は悪評まみれのエピ1&2ですら面白いと思っているのだから。エピ1は通商連合が日本などアジア圏の比喩であるという意味で、エピ2は共和制が崩壊する理由と帝政へと至る課程が、ルーカスなりの古代ローマ史の解釈であるという意味で、とても興味深く「おとな」の視点で観られたのだ私には。…といっても、悪いところ満載の映画であったことは否定できないけれど。ただまあ「それはそれ、これはこれ」だ。長所と短所の数を数えて比べることなく、「心に棚を作れ!」である。(マルc島本和彦
シスの復讐』は冒頭のいきなりキャット・ファイトで気持ちを鷲掴みにされ、懐かしい『新たなる希望』へと続く“記号”が盛り沢山というところでもう十分に満足してしまった。“アナキンの最期”もよかったと思う。
ただ、ノベライズを先に読んでいたこともあり、「これがまあ、ルーカスの個性だから」と思いつつも、人間関係の描き方のヘタっぴさにはちょっと「……」だったな相変わらず。鼻白むおこちゃまロマンスは今さら言うまでもないけど、ドゥークー伯爵との闘いなんか、あれじゃまったく意図が判らないじゃん。…とはいえ、無論そんな不満は心の棚にとりあえず置いといて鑑賞した私ではある。


もうこれで最後ということで気が抜けたのか、今まで手を出してこなかったSWのゲームを買ってしまった。……それも一気に2種類も。……しかも子ども向け。……なのに親も夢中。
スター・ウォーズ ライトセーバーバトル ジェダイの戦い◆
機械本体をテレビに接続し、テレビの前で長さ40cmほどのライトセイバーを振り回すと、画面上の敵が斬られて倒れる体感ゲーム。写真のように本体が、ルークもファルコン号の中で練習してたアレの形というのがウレシイ。いいオヤジが、息子と交代で真剣に光剣を振り回すのは自分でもバカみたいだけど、楽しい。ストレス解消にもなる…かな? <http://www.hakuhinkan.co.jp/toypark/4a-new.htm
◆レゴ スター・ウォーズ
レゴで発売されているスター・ウォーズの人形やメカが、レゴのデザインのまんまTVゲームになった。我が家も長男がほしがるせいで(&親の私がSW関係だとサイフの紐がゆるむせいで)何種類かレゴのSWシリーズを買ったのだが、今ではひとつも原型をとどめていない……ちゃんと作ってやっても、すぐに“改造”しちまうんだもの。レゴ人形のジェダイやドロイドが画面内を駆け回る様子がカワイイ。特に、やっつけられたときにバラバラの部品になる(←だってレゴだから)様子が本当にカワイイのよ。これまた息子たちと一緒についつい熱中。エピ1〜3の映画の中のシーンがレゴの形状でそっくりに再現されているのも「スゲェ…スゲェよ、パパ!」 <http://amasrus.nobody.jp/kyara/ps20507/regosuta-.htm


……とにもかくにも、これで私自身も「環は完成した」。