『コンスタンティン』を観る

Tuduki2005-04-28

鑑賞中ずっと気になったのは、「コンスタンティン」という名前だった。

こんな妙な名前、ホントにあるのかよ? たぶんコンスタンティヌスの英語読みなんだろうけど……はて、じゃあコンスタンティヌスって誰だっけ? 太宰の『走れメロス』に出てたのは…違うか。ああ、コンスタンティノーブルを築いた人なんだろうなたぶん。でも何故そんな名前を主人公につけたんだ?……等々と、物語より名前のほうが気になって仕方なかった私である。

で、調べました。
まず、「コンスタンティン」という名前は実在した。昔のスコットランド国王の名前にもあった。ただ、人名辞典ほかをいろいろ調べてみてもこの国王の名しか出てこないので、有名人発生率の低い、字画が悪くて出世しづらい人名なのかもしれない……子どもが産まれてもコンスタンティンと名付けるのはやめることにした。

では元になった「コンスタンティヌス」は誰の名前かというと……初めてキリスト教を認め、自らキリスト教徒に改宗したローマ皇帝なんだとか。ははぁん、そういうことならなるほど映画のキャラにリンク。また、キーワードだった「運命の槍」と「コンスタンティヌス」で検索かけてみても興味深いことが……興味を抱いた方はお試しください。
こうやってサブカル的に深読みして遊べるところが、なんとも『マトリックス』ぽい。

ティルダ・スウィントンの顔が好きなので(またレイチェル・ワイズの顔が好きじゃないので)、ガブリエルまた出てこねぇかなぁ…とずっと待ち望みながら観ていた。あとでちゃんと見せ場があったので、待った甲斐があったぜ…という気分。ああいう中性的な雰囲気って好きなんだよなぁオレ…と思う。また『下妻物語』の原作者、嶽本野ばらに似てるよなぁ…とも思った。
(注:嶽本野ばら氏は男性です……念のため)

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今日は本当によい天気だったので、つい裸足になってしまいました。平日の昼休みに裸足でビールはやりすぎだよなぁ……さすがに。