『STAR WARS EPISODEⅢ シスの復讐』まもなく

Tuduki2005-04-27

うっかりすっかり買い忘れていた『シスの復讐』のノベライズを購入。さっそく読み始める……つもりが、ついつい一緒に買った『実録鬼嫁日記』を先に読んでしまった。

読了して考えたのは「ああ、ウチの妻は理不尽な鬼嫁じゃなくてヨカッタ」ということだ。もちろんこの“鬼嫁”さんだって、実際には可愛げとか良いところもたくさんあって、だからこそ“家族”を続けていられてるんだろうけれど…どうせ嫁に隷属する毎日を送るならば、理不尽でない女王様のほうがマシだ。私だって毎晩自分の夕食を自分でつくるし土日は朝から晩まで私が料理係だし最近では子どもの朝食と弁当までも私がつくることになってしまっているし食材を買い出しに行くのも私の役目だしその代金はなぜか家計とは別で私の小遣いからの持ち出しになっているけれど、、、でも妻は「ご苦労」と優しく声をかけてくれるもんなぁ……とか考えてたらアレ? こういうキャラってどこかで見たぞ……あ、『美味しんぼ』の富井副部長ッ! じゃオレって富井副部長とキャラかぶってんのか?



いや今回はスター・ウォーズの話だった。
エピソード1公開のときはL.A.のチャイニーズ・シアター前でカウントダウンを迎えた。『ジェダイ〜』以来、16年ぶりの新しいSWのために世界中のファンが集結するあの場所で、自分もその瞬間を迎えたかったのだ。いちファンとして個人的に行くつもりだったのだが「記事をつくるんなら編集費で行ってよし」というので、漫画家を連れて会社のカネで楽しんできた。出発前日にようやく発売になった日本語版ノベライズは、向こうで読むために漫画家さんの分を含め3冊持参…重かった。2度目、3度目の鑑賞の合間に急いでパラパラ読んだが……3度目の鑑賞時は爆睡してしまった私だ。わざわざL.A.まで行ったというのに……。

エピソード2公開のときは、家族でグアムに行った……私ひとりが映画観るためだけに海外に行くなんて妻が許すはずもないから。昼間はたっぷり海とプールで遊び、妻子が寝てからそっと鑑賞にでかけた。公開1か月ほど前に日本語版ノベライズが出ていたので、しっかり予習して鑑賞したのだが……そうすると内容の把握はできてもサプライズ感は著しく劣るなぁと残念な思いも。かといって英語を聴き取るのがからきしダメな私だから、ノベライズを読んでいなかったら、あっと驚くあの展開を見て「????」となっていたのは確実だし。う〜む…痛し痒し。観賞後にタクシーが全然つかまらず、深夜の外灯もない真っ暗なグアムの道を半泣きでホテルまで走り続けた恐怖のほうが、思い出としてはより一層“濃い”。

そして今年のエピソード3『シスの復讐』だが…今回は日本公開を待つことにした。いやもともとはL.A.に行くつもりで、旅費も貯めていたのだけれど。映画は最終章だし自分自身が不惑を迎えることだし、ひとつのけじめというか節目のつもりでL.A.で世界中のSWファンと一緒に観るのを楽しみにしていたのだが…………まさかブッシュが再選するとは思わなかった。あれでアメリカが、ちょっとなんかキモ悪く思えてしまった…だから行くのをやめた。「カリフォルニア州ではケリー支持のほうが多かったよ」という見識もあるだろうが、なんか生理的にキモ悪くなってしまったのだアメリカが。だから今回は日本公開をおとなしく待つことにすることに決めた……今ごろになって、やっぱり行こうかなとちょっと思ったりもするけれど、“大切なモノを選ばない”という選択肢を選ぶのも、不惑としてのけじめのひとつなのだおそらく。

貯めていた旅費は、昨年末のグアム旅行の足しにした。米ドルを使い米軍基地もあるグアムだけれど、あそこは正式な“アメリカ”じゃないし、無論大統領選挙も関係なかったし。「だからまぁエピ3もグアムで観るって手もあるんだよな」とも行きの飛行機の中では考えていたのだが……なぜかイミグレにひっかかり、屈強なガードマンに連行された。結局は手違いということのようで収まったのだが……入国審査室の壁には、ニヤニヤ笑う米国大統領の写真が誇らしげに飾られていた。くぅぅ、こんなところにまでブッシュ……。なのでグアムにも、しばらくは行きたくない。


ということはアレレ? 日本で字幕つきで鑑賞するんだから『シスの復讐』のノベライズなんか買う必要なかったのか……。

※写真は「鬼嫁」 ……と書いてしまうと本当にそう見えてくるから不思議なもんだ。