国際アニメフェアを訪ねる

東京都の「地場産業」として、都が意外に本気でプッシュするつもりになっているアニメ産業。都知事の石原慎太郎が実行委員長まで務める【東京国際アニメフェア2005】を見学。
私が行った金曜日は、業界関係者やプレス系のみ入場できる日だったのだが……都の肝いり企画だってのに閑散としていた。土日は一般のお客さん、ちゃんと来たんでしょうか？

それにしても石原都知事ってのは、
自分自身が無軌道の暴力＆エロを売りにして成り上がったクセに、作品の内容を吟味することなく暴力＆エロの根絶を推進する酷い男だ……と思ったら今度は、その暴力＆エロ根絶のターゲットにしているアニメ産業を都の主要産業として推進とはね。それも実行委員長まで務めるとは……アニメをなんだと思っているんだろうか？　アニメ産業が売りにする暴力にもエロにもロリにもあいにく「萌え」られない私ですら、アニメの魅力と危うさがどこにあるか判るのに。……結局はカネ（地場産業：笑）か、それとも権力（実行委員長：笑）か？

まあそれはそれでいいのだが、
ビッグサイト前に位置する【大塚家具】も入っているビルのことなのだが。あのビルにあるコンビニ（ミニ・ストップ）の酒コーナーには、いわゆる“偽ビール”（発泡酒と雑酒）しか置いてなかった。本物の“ビール”は輸入モノのバドワイザーとハイネケンのみ。……近未来を気取ったスカした形状のビルに出店しているクセして、値段だけを基準に商品セレクトするってのは、ちょっと貧乏くさすぎるんじゃないのか？　あのへんで生活する人々（昼夜問わず）はそれで満足しているのだろうか……？
（４月５日記す）