社会派ですよ

「樽一杯のワインにスプーン一杯のドブ水を加えれば、それは樽一杯のドブ水になる。しかし、樽一杯のドブ水にスプーン一杯のワインを加えれば、それは……やはりドブ水だ」

“米国”から来ただけに“ライス”長官……そんなダジャレを言う気分さえ萎えさせるほどのゴーマン発言をわざわざ言いに来たIQ150のバカ女。さっすがスマトラ沖地震の津波被害に対して「米国の存在を示すワンダフルな機会」と公式に言い放つだけのことはあるな。

「生後○ヶ月までの牛なら安全」てな正当性を認められていない根拠を“科学的見地”と自画自賛したうえに、本当に生後何ヶ月の牛なのかの記録をとるファーマットすら完成していないのに知らん顔。自分の国に都合のいい題目〜こんなもん「基準」と呼べる基準すら満たしてないよ〜を、「国際基準」と言い放つ厚顔ぶり。そもそも本当に「国際基準」があるとすれば、「悲劇の可能性を限りなくゼロに近づける」以外にあるはずがない。自分ンちのご都合で、小数点以下を切り捨てなさんなよ。

だいたい当のニッポンは米国産の牛肉を買いたくて買いたくてしょうがないってのに。人命にとって最低限の品質すら保証しようともしないで「制裁だ！」なんて脅迫するとは……さすがは、ならずものたちが築いた国だよな。

吉野家の牛丼、大好きで頻繁に食べてたけれど（特に徹夜で遊んだ朝に食うとうまいんだこれが）、たとえスプーン一杯だろうとドブ水が染みてる可能性のある肉でないとあの味が出せないと言うのなら……だからドブ肉の早期輸入再開をと政府に要求するつもりならば、私はもう二度と食べたくない。

……不本意ながらうっかり社会派だなぁ今日の私は。でも許してほしい。あいつらがアメリカそして世界を傲慢に仕切っているさまがあまりに気持ち悪くて、『スター・ウォーズ／エピソードⅢ』を観るためにL.A.チャイニーズ・ストーリーを訪ねる…という数年来の予定を断念した分、恨みは強いのだ。