【LEON】でも買ってみる

Tuduki2005-01-17

ドクロのブルゾンの一件もそうだけれど、最近は服を買うのに本当に困ってしまう。
サラリーマンだけどスーツにネクタイの必要もない仕事なので、カジュアル(ってゆうより“だらしない”?)一辺倒。着るのも洗濯するのも楽チンでいいんだけれど、年齢相応の服を探すのがちょっと大変なのだ。
(ついでにくだんのドクロ服のように、本人と周囲との年齢イメージのギャップもある)

というわけで(?)
まもなく齢40を迎えることだし、これからは年齢相応でしかも周囲から「あの人カッコイイね」とカゲで言われるようなワードローブを揃えてみようかと、雑誌【LEON】(主婦と生活社)でも買ってみた。
ご存じのように【LEON】というタイトルは映画にちなんでいる。香港の色男トニー・レオン…ではなくてリュック・ベッソン監督の『レオン』の主人公を演じたジャン・レノ(←最近は毛の生えた帽子を常に被るようになりましたね)がイメージ・キャラクターだ。
ああいうラテン系伊達男にあこがれる…ってゆうかいつまでも女と酒に囲まれてウハウハしたいオヤジのために生まれた雑誌なワケだが、世の中には女にモテたがっている中年オヤジが相当に多いようで、この雑誌が新しい市場=購買層を開拓したということで、出版ギョーカイでは話題になっていて、昨年は同じ市場〜つまり女にモテたがっている中年オヤジ層を狙った雑誌も他社からいくつか創刊された。

「けどさぁ…、40過ぎてまで雑誌を参考にしてモテようとするなんて、それこそ“自分はモテません”と言ってるようなモンじゃないの?」
……そういう声も巷にはある。じつは私もそんな気がしている。だから電車の中で読むのはやめた、恥ずかしいから。

ただ一方で、この本の読者層に対しては、(商売上の)期待と(世代的な)憧れを持っている私でもある。
この市場の中心は、昭和30年代生まれの男性。思春期には【ポパイ】や【ホットドッグ・プレス】でデート術を学習し“マニュアル世代”と揶揄され、バブル期には男なのに【Hanako】でレストラン探しをしつつ【DIME】や【日経トレンディ】で最新ギアを追いかけ 、自らをサラリーマンならぬ“ヤンエグ”と名乗った世代……。
彼らは、文化(サブカル含む)や情報に貪欲な最初の男性群だったのだ。

ところで【LEON】 記事では、イイ女のことを「ニキータ」と呼ぶらしい……ちょっとヤだよね。