『ジャッカス・ザ・ムービー』を観た

面白いんだか面白くないんだかビミョーでした私には。

ミニカーのレントゲンとか紙カッターなんかは、見るからにカラダ張ってるのが明白で可笑しかったんだけど、
職業柄なのか性格なのか、画面に出てない部分のほうが気になってノリきれなかったなぁ……。

たとえば
迷惑かけてる店なんかには事前にどこまで話が通してあるんだろうか…なんてことが気になっちゃうんですよ。きっと“オフィシャルには”、アポなしで突然やってきて暴れまくる厄介で迷惑な撮影…ということになっているんだろうけれど、100%そうだとは自分には思えない。訴訟社会アメリカでそんなこと通用するワケないじゃん…と。
たとえばまた、
ワニ園で綱渡りするネタなんかは、ワニとチャレンジャーが一度に画面に収まるような所謂“引きの画”が全体に少なくて、チャレンジャーの“寄りの画”中心なもんだから、「画面に映ってないところで飼育係が待機してるのかな? 今この場面ではしっかりワニを押さえつけてるのかな? それともワニなしで撮ったりしてるのかな?」などとついつい考えてしまいます。彼らがズルしてるかも…というのではなく、そのくらいの“演出”は可能だしふつうはそうやって撮影するもんだ…と。
巨大なジンベエザメとの格闘(?)だって、じつはジンベエザメが捕食するのはプランクトンだけで、人間を襲うなんて絶対にありえないことを知ってれば「な〜んだ」な映像なワケで、つまりものすごい(と見える)画づくりの裏では、ある程度の安全策もちゃんととってるハズなのだ…と。
あ、あとゲロについては本物かどうかアヤシイもんだ…と思いました。

もちろんカラダを張ったネタが基本なのは(特にムチャしても死なないネタに関しては)明白だし、スゲェ(馬鹿だ)なぁとは思いましたよ。
ミニカーのレントゲンなんかは、笑いながら感動すらおぼえたほどでした。

というわけで、ついつい疑ってしまいましたが、
もし本当に演出(ズル)なしでやってたら、ちゃんと謝りたいと思います。