『カンフーハッスル』を観る

Tuduki2005-01-07

年が明けました。
今後より流行するであろうと言われる「ブログ」について、
やっぱ自分でやってみなきゃ判らんよな…とやり始めかけた昨年でしたが、結局テストの域を出ず。
今年は、まずは小マメに書いていこうと思う。
……だいたい、せっかく見に来てくれたのに内容が貧相じゃ申し訳ないから、
ある程度コンテンツが揃ってから知人友人に告知しようと思ってるのに、
このまんまじゃいつみんなの目の前にさらすことができるか見当もつきませんトホホ。

新年の映画鑑賞1発目は『カンフーハッスル』だった。
楽しみにしていたんだけれど、う〜む残念。まるっきりハマれなかった。
だって主人公の人生に、「仁」も「義」もないんだもの……。
おまけに「苦悩」も「挫折」も描かれないし、「厳しい修行」とか「喪失の哀しみ」の類もまるでないから、
そうした精神的身体的「抑圧」から解放される「カタルシス」もまったく感じられないし。
……功夫映画って、こういうあがりでいいんだっけ?
諺「仏つくって魂いれず」みたいな、或いは「精緻な技巧を施した宝石箱を手に入れたけど中に納める宝石を買い忘れました」みたいな寓話的“ありゃりゃ”感いっぱいで、置いてきぼりくらいました。

けど、チャウ・シンチー本人はものすごく楽しんで創ったんだろうね。
そうした多幸感は(量的に)充ち満ちて感じられたんで……文句つける気はさらさらない。